主要指数分析(日本株)~2022/4/11~

主要指数分析~20220411~ 指数分析

はじめに

今日も日本株の主要指数(日経平均、TOPIX、マザーズ)を分析したいと思います。

ところで東証の再編によって指数も変わりました。それに伴い「東証スタンダード市場TOP20」と「東証グロース市場Core指数」という指数が増えました。

再編後の市場にはこちらを採用すべきなのかも知れませんが、いかんせんまだデータが少なく傾向を読み取りにくいです。

そのため、しばらくは旧市場分類に則った指数で分析を進めたいと思います。データが積みあがってきたら新しい指数も分析に使っていきたいと考えております。

日経平均

まずは日経平均から見ていきます。

20220411_nikkei

ローソク足チャートを見てみると、25日移動平均線を一旦は下回ったものの、なんとか持ち直して終値は若干25日移動平均線の上に来ています。ギリギリで抵抗線として機能したようです。

25日移動平均線の向きは、まだ上向きをキープしています。
MACDを見ても下降トレンドではありますが、少し上向き始めたように見受けられます。

まとめると、抵抗線である25日移動平均線にタッチしたことで少なくとも明日は反発して上昇。また、特別悪い材料が出てこない限りは明日以降から少しずつ上昇トレンドに向かっていくものと思われます。

TOPIX

次はTOPIX指数です。

20220411_TOPIX

TOPIXは日経平均と異なり、25日移動平均線を下回りました。

これだけで考えると日経平均とは道を違って、明日も下げそうな形です。

ただ日経平均は反発して上昇する見込みなので本当にTOPIXだけは下げるのか、反発して上昇するのか五分五分の印象です。

こういう場合は、ボリンジャーバンドで今日の株価がどの位置につけているのかを見てみようと思います。

20220411_TOPIX_bollinger

過去の値動きを見てみると、終値がボリンジャーバンドの2σ(黄色い線)をはみ出すと翌日は反発して上昇していることが読み取れます。

例えば2日前は2σをはみ出し、1日前は陰線ではあるものの終値で見れば上昇しています。同様に考えると4/11は線の内側なので、まだ下落の余地があるといえます。

やはり4/12のTOPIXは若干下げるか、上がったとしても日経平均よりも上昇率は少ないと考えられます。

マザーズ

最後にマザーズです。

20220411_mothers

マザーズは前日75日線を割ったこともあり、25日線に近付くように下落しました。

25日線との距離が縮まったので反発する可能性もありますが、タッチしていないのでまだ下がる可能性もあります。

こういう場合はTOPIXと同様ボリンジャーバンドを見てみましょう。

20220411_mothers_bollinger

終値を見ると、1σの内側にあることが分かります。つまり「まだ極端に下がったわけではない」=「まだ反発の可能性は低い」と見ることができます。

以上から、4/12日の値動きとしては25日移動平均線との距離をさらに縮めるように下落することになるでしょう。

おわり

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回は移動平均線とMACDだけでは反発のタイミングが分からず決め手に欠けるような市場でした。

このようにボリンジャーバンドを使うことで反発タイミングに予想を立てやすくなります。

株価の大きい銘柄は特に、わずかな反発でも利益が大きくなりやすいので注意深くタイミングをはかることが大切だと思います。

また勝率を上げられるように分析を続けていきたいと思います。

おわり。

コメント

タイトルとURLをコピーしました